ヘッドライトのウレタンクリア塗装を失敗しないコツを紹介 実践結果

ヘッドライトへのウレタンクリア塗装は、ヘッドライトの曇りや黄ばみを解消出来てその持続効果も高いおすすめの方法です。

一方で、
・自分で塗装するのって難しそう
・具体的な手順や失敗しないコツが判らない
・自分で塗装して失敗したらどうしよう・・

といった不安もあり、なかなか自分ではヘッドライトへのウレタンクリア塗装に挑戦できないといった方も多いようですね。

確かに難しそうなイメージを持たれがちなヘッドライトへのウレタンクリア塗装ですが、その手順と失敗しないためのコツを抑えれば自分で新車並みのヘッドライトの透明感を取り戻すことができます。

ここでは実際にヘッドライトへのウレタンクリア塗装を施工した事例を基に、ヘッドライトへのウレタンクリア塗装を失敗しないコツなどを紹介していきます。

こんな方におすすめの記事です!
・ウレタンクリア塗装を施工したい!
・施工のポイントやコツを知りたい!
・おすすめのウレタンクリア塗料はどれ?
・ウレタンクリア塗装を施工した後の状態が知りたい!
ヘッドライトの曇りや黄ばみを自分で解消するおすすめの方法はどれ?
最近の車は安全性と軽量化の観点より樹脂製のヘッドライトが採用されています。 ヘッドライトに使われている樹脂はポリカーボネイトと呼ばれる材料で、ガラスの数百倍ともいわれる強靭さと軽さが特徴...

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ヘッドライトへのウレタンクリア塗装の施工事例

ダイハツコペンL880K

実際にウレタンクリア塗装を施工したのはこちらの車両のヘッドライトです。
・ダイハツコペン(L880K)
・年式 2001年式
・走行距離 140000㎞

施工前のヘッドライトの状態

施工前のダイハツコペンL880Kヘッドライトの状態

左右共にヘッドライトのコーティングが剥がれ、部分的に黄ばみと曇りが発生している状態ですが、走行距離の割には黄ばみや曇りが少ない方です。

ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工手順 <前準備>

ヘッドライト面の洗浄

ヘッドライト表面に付いたゴミ等を洗い流します。

表面は研磨しますので特にカーシャンプーなどを使って洗う必要はなく、水のみでさっと洗う程度で十分です。

ヘッドライト周辺のマスキング

ヘッドライト周辺のマスキング

ヘッドライトを研磨する際に周辺ボディに傷がつかないように、また塗装時にウレタンクリア塗料が付着しないようにヘッドライト周辺をマスキングします。

しっかりと隙間の無いようにヘッドライトとボディの境目はヘラなどを使ってマスキングテープを密着させます。

ボディ全体のマスキング

ボディ全体をマスキングしたダイハツコペン

ヘッドライト周りのマスキングが完了したら、ボディ全体を覆うマスキングを施します。

無風状態であればフロント回りを覆うくらいのマスキング範囲でもいいですが、風があるとウレタンクリアスプレーの粒子がかなり広範囲に飛散しますので、大きめの範囲をマスキングした方がよいでしょう。

また近くに停めてある車もヘッドライトへのウレタンクリア塗装時には移動させるか、塗料が付着しないようにしっかりとマスキングしておきましょう。

ボディ全体を養生シートでマスキングしたワゴンR

広い範囲をマスキングするにはテープ付きの養生シートがあると効率よくしっかりとマスキングすることができます。

ヘッドライトの研磨(足付け)

マスキングが完了したらヘッドライトの黄ばみや曇りを取り除くための研磨作業に入ります。

これはヘッドライトをウレタンクリアで塗装するときの足付けも兼ねています。

足付けとはヘッドライトをウレタンクリア塗料で塗装したときに塗料がのりやすいように塗装面の表面に凸凹をつける作業のことを言います。

ヘッドライトの劣化状態に応じて番数を選定

足付けを兼ねたヘッドライトの研磨は耐水性の紙やすりで行いますが、ヘッドライト表面の劣化具合に応じて研磨を開始する紙やすりの粗さ(番数)を選定します。

目安として全体が完全に黄色くなって内側のバルブが見えないような状態なら600番くらいの番数から開始し、800番→1000番と番数を上げていきながら研磨をします。

ウレタンクリア塗装の場合は表面に研磨傷があってもクリア塗料で埋まるので800番くらいまでの研磨でも大丈夫と言われていますが、よりきれいに仕上げたいならやはりもっと上の番数まで研磨した方がよいでしょう。

今回はヘッドライト表面がそれほど劣化していなかったので800番からスタートし、1000番→1200番→1500番と上げていき2000番まで研磨した後にウレタンクリア塗装を施工することにしました。

800番で研磨をした状態です。

耐水性の紙やすりで研磨を開始すると、最初はヘッドライト表面の劣化した部分が削られて黄色い汁が出ますがだんだん白い色に変わってくるのを目安に、ヘッドライトの隅々までしっかりと研磨します。

見る角度を変えながら削り残しのないように研磨するのがポイントです。

耐水ペーパーやすりで2000番まで研磨したコペンのヘッドライト

そのまま番数を上げていき、2000番まで研磨した状態です。

だいぶヘッドライトの内側が見えるようになり、またポリカーボネイト樹脂の表面の傷も目立たなくなりました。

ここまで研磨したらいよいよウレタンクリア塗装を行っていきます。

研磨後のマスキングの状態は必ずチェック

耐水性の紙やすりで研磨することにより、紙製のマスキングテープが水によって剥がれたり研磨時にやすりが当たって破れたりしますので、研磨後は必ずヘッドライト周りのマスキングの状態を確認し、水分をしっかりふき取った後にマスキングテープの破損部分を補修します。

この作業を怠るとマスキングが破れたところからボディにウレタン塗料が付着して厄介なことになりますので、念入りにチェックすようにしましょう。

ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工手順 <塗装工程>

研磨が完了し、マスキングの補修も完了したら本題であるヘッドライトのウレタンクリア塗装を行っていきます。

ヘッドライトへのウレタンクリア塗装で失敗しないコツは、焦らないということにつきます。

具体的には早くクリアな状態に仕上げようとして一度にたくさんの塗装、いわゆる厚塗りをしてしまわず、数回に分けて時間をかけて徐々にクリアな塗装面を作っていくということです。

透明感のあるクリアな被膜を作るためには5回程度の重ね塗りが必要で、ウレタンクリア塗料は重ね塗りをする場合、10分程度(冬場は20分程度)の乾燥時間を空けることが推奨されています。

したがって5回の重ね塗りをすれば約一時間かそれ以上の時間がかかることになりますので、時間に余裕を持って作業するようにしましょう。

ウレタンクリア塗料はどれがおすすめ?

ヘッドライトのウレタンクリア塗装に使用する塗料は塗装直前にウレタン塗料と硬化剤を混合させる2液性のスプレー缶塗料になります。

2液性でスプレー缶タイプのウレタンクリア塗料の代表的なのはソフト99とHoltsですが、どちらでもよいです。

基本的な使い方と塗料のポテンシャルはほぼ同じなので、入手性でどちらかを選べばよいかと思います。

入手性という観点でいえば、ソフト99よりもHoltsのほうが入手しやすいようです。

Holts(ホルツ) MH11603 ウレタンクリアコートスプレー(320ml) 速乾性/2液ウレタンクリア塗料
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一回目の塗装 距離を開けて広範囲に散らすようなイメージで

一回目の塗装のポイントはヘッドライト全体に薄く均一にウレタンクリア塗料を付着させることです。

これをバラ吹き塗装といい、バラ吹き塗装をすることで塗装表面に付着する油分によって塗料がはじかれるのを防ぐことができます。

バラ吹きのコツは、塗装面とウレタンクリアーの距離を30㎝くらいあけて全体にまんべんなく塗料をざっくり乗せるイメージです。

バラ吹きしてもヘッドライトは白く曇った状態のままなので、ここで透明感を出そうと必要以上に吹いてしまうと塗料がはじかれたり垂れたりすることになりますので、透明にならなくても焦らずにそのまま10分程度(冬場は20分くらい)乾かします。

天候の変化にも注意が必要

雨の日に塗装をすると空気中の湿気を巻き込んでしまいクリアな塗装面が得られなくなります。

塗装途中で雨に見舞われるとすべてやり直しになりますので、作業する日の天候の変化も考慮しておく必要があります。

また風の強い日はウレタンクリアの塗装が風に飛ばされるので塗装面に十分に付着できないだけでなく、周りの物にも付着してしまうリスクがあります。

ウレタン塗料の被膜は固いので、車のボディなどヘッドライト以外に付着すると除去するのが非常に困難になります。

2回目の塗装 ヘッドライトの形状に沿って外から内側へ塗装

1回目のバラ吹き塗装が乾いたら、2回目の塗装を行います。

2回目の塗装からは塗装面とスプレーノズルの距離を15㎝くらいまで近づけ、ヘッドライトの縁から内側に向けてしっかりと塗装していきます。

特にヘッドライトの縁は塗り残しが起きやすいので、見る角度を変えながら光を利用してにり残し部分がないかチェックします。

2回目の塗装でヘッドライトの内面が見えるくらいまで透明度が上がってきますが、ヘッドライト表面はゆず肌になっているのがわかります。

このゆず肌がこの後さらに重ね塗りをするときれいになるのか不安は感じると思いますが、ここでもゆず肌を消そうと厚塗りをしてしまうと塗装のタレが起きる恐れがあるので、これ以上の追加塗装は行わずこの状態でまた10分以上乾燥させます。

3回目~5回目の塗装 全体に均一で厚い塗膜を作っていく

3回目以降の塗装も2回目と同様に塗り残しに注意しながら全体に均一な塗膜を形成していきます。

2回目で発生していたウレタンクリア塗装のゆず肌も、5回目の塗装時点でほぼ目立たなくなりました。

3回目以降の塗装でもやはり注意すべきポイントは部分的に厚塗りにならないようにするということです。

厚塗りになると塗料が垂れるだけでなく乾燥後にクラックが入ったり、光の屈折が起きやすくなります。

ウレタンクリア塗料は使い切りが前提

通常の車一台分のヘッドライトへのウレタンクリア塗装の施工だと、5回重ね塗りをしても塗料は4割くらい残ります。

もう一回くらいは重ね塗りをしてもよいですが、それでもかなりの量の塗料が余ることになります。

2液タイプのウレタンクリア塗料は、混合すると12時間で硬化するため保管ができないので、ヘッドライト以外にもウレタンクリア塗装したいものがあれば合わせて施工する等、可能な限り使い切るようにしましょう。

ヘッドライトのウレタンクリア塗装のまとめ

・黄ばみや曇りの原因である劣化した古いコーティングや樹脂表面は完全に取り除く
・2000番くらいまでの研磨をした方が塗装後の仕上がりはキレイ
・マスキングは研磨後に必ず再確認する
・ウレタンクリア塗装は一気に塗らずに数回に分けて重ね塗り
・雨の日や風の強い日の塗装は避ける
・2液タイプのウレタンクリア塗料は保管は不可(使い切り前提)

ヘッドライトのウレタンクリア塗装の耐久性

ウレタンクリア塗装を施工したダイハツコペンのヘッドライトの状況は、2020年11月現在で施工から約半年が経ちますが黄ばみや曇りの再発もなく、施工当時の状態とほとんど変わっていません。

この結果からヘッドライトへのウレタンクリア塗装の耐久性は6か月は維持されることが証明できたといえます。

引き続き経過観察を行い、ヘッドライトへのウレタンクリア塗装の耐久性を検証していきます。

ヘッドライトのウレタン塗装を再塗装する場合

再塗装する場合は現在付着しているウレタンクリア塗装を剥がしてから再塗装を行う必要があります。

ただウレタンクリア塗装は硬度の高い塗装被膜であり、人の手で研磨して剥がすのは結構大変なので、電動ドリルのような電動工具に耐水性のサンドペーパーを装着して対応すれば効率よく剥がすことができます。

記事監修:車の買い方・売り方ナビ編集部
カーメンテナンスアドバイザー 北川 優斗
 記事内容は編集部の体験談や独自のリサーチ結果に基づく内容が含まれています。
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