車の買取金額を減額されるのはどんな時か?

車を売るということは買い手側がその車の価値評価を元に支払うべきであろう金額を算出し、売り手が納得・合意の元初めて売買取引が成立します。

したがって買取金額が減額されるということは買い手側が支払うべきであろう金額を減らすことになりますが、この買い手側が支払うべき金額を減らすのには、大きく分けて二つのケースがあるといえます。

売買契約が成立する前に減額される

売買契約が成立する前に減額されるのはいわゆる査定の評価額が減額されるということであって、買取査定など車を売るプロセスにおいては当たり前のことだと思います。

したがって査定の結果が自分が思っていた評価額よりも少なかったということになりますが、中古車の査定はプロの査定士が様々な評価基準に基づいて行うため、自分ではマイナス査定になるとは思いもしない減額ポイントがあったりします。

また長らく自分が乗ってきた愛車は愛着も湧きますし、自分の価値観の範疇とはいえそれなりにお金をかけてドレスアップとかオプション装着をしてきているので高く売れてほしいと思うものですが、プロの査定士などの客観的な判断の前ではなかなかそういったところは評価されないのが現実です。

そういったことから査定によって減額=売買契約前に減額されるということになりますが、そもそも査定前の金額は自分の思い込みだとも言えるので実際の査定金額との乖離にがっかりしないためには査定前にあまり過度な期待はしないというのも大事ですね。

その一方で買取査定などの場合は各業者が独自の判断基準で評価額を決定しますので、買い取り業者によって査定金額が異なってきます。

なのである買い取り業者で査定してもらったら自分が思っていた評価額より低かったけど、別の業者で査定してもらったら思っていたより高かったなんていうことはしょっちゅう起きます。

逆に言えば最初の業者の査定額で納得してそのまま売買契約を結んでしまったら、より高く売れるチャンスを逃したということになってしまいますね。

こういった機会損失を避けることが出来るのが一括査定見積もりです。

一括査定見積もりだと複数の買い取り業者からの査定見積もりを入手できますので、最高値を取りこぼす確率がぐんと低くなります。

売買契約成立後に減額される

売買契約の前、いわゆる査定での減額は自分ががっかりする程度の問題で済みますが、売買契約後の減額となるとこれは少し厄介なケースも。

売買契約後の減額は契約時点での評価が間違っていたという事になりますがこれは、売り手側が意図的にマイナス査定になるポイントを隠していた、偽装していたという場合と、買い手側である査定業者がマイナス査定になるポイントを見落としていた・評価を漏らしていたという二つのパターンがあります。

前者の場合は瑕疵担保責任というものがあって、欠陥箇所を意図的に隠蔽し簡単に認識できないような状態にした場合この瑕疵担保責任を問われます。

瑕疵担保責任
売買などの有償契約において,その目的物件に,一般の人では簡単に発見できないような瑕疵 (欠陥) があった場合,売主などの引渡し義務者が,買主などの権利者に対して負わねばならない担保責任のこと。

例えば事故修復歴を隠したりメーター改ざんといった行為になりますが、一般ユーザーがこういった行為で査定のプロを欺くのは現実的には不可能だと思いますので、やはり多いのは後者のマイナス査定のポイントを見落としていたといったケースだといえるでしょう。

売買契約成立後の減額には応じないといけないのか

では査定士がマイナス査定ポイントを見落としていたり、査定の評価を漏らしていたために売買契約後に減額要求された場合これに応じないといけないのか?

答えはノーです。

基本的にはマイナス査定のポイントを見落としたというのは、買い手側の過失であり売る手側がその責を問われる理由はありません。

中古車買い取り業者の査定士はその道のプロですから、プロのプライドにかけても査定を見落としていたから減額する、差額を返却しろとはふつうは言わないはずですが、悪質な買取査定業者の場合だと平然とそう言った要求をしてくるところがあるのも実態です。

もしも仮に車を売買契約後にそういった要求があっても毅然とした態度で応じないことが大事です。

トラブルが想定される場合は国民生活センターや警察、弁護士などに相談するようにしましょう。

車の売買にまつわる、金銭トラブルを回避するためには

車の売買のまつわる金銭トラブルを回避する最善の方法は素性のわからない業者に売らないということです。

もっといえば全国展開をしている大手の中古車買い取り企業との間ではこういったトラブルはありませんので、社会的にも信用できる企業と取引するのが重要です。

一括査定見積もりサービスや今話題の業界オークションを利用した買取査定サービスに参加している買い取り業者は、社会的な知名度や信用も高く安心できるといえます。

もしくは地元で付き合いがあって信用できる中古車販売店があれば、そういったところに査定してもらうのも車の売買にまつわる金銭トラブル回避の有効な方法だといえます。